十二話「疲弊」~減量中の疲労回復サ活ルーティーン~
エレン「……」
アルミン「エレン…エレン?」
エレン「……あ、あぁ」
ミカサ「最近ずっとこんな調子」
エレン「ちょっとな、なんか元気なくなっちゃって」
アルミン「あぁ、減量でエネルギーが枯渇してくると仕方ないよね」
エレン「そうなんだよ。でもトレーニングの強度は下げたくないから」
エレン「なるべくトレーニング前後にカロリーを集中して摂る様にしてるんだけどな」
アルミン「それ以外の時間はどうしても元気がなくなるってことだよね」
エレン「あぁ、しかもTwitterとInstagramで1週間連続HIITチャレンジも始めたから」
↓その記録はこのモーメントで!↓
ミカサ「壮絶…」
エレン「ここ2,3日疲労感も抜けなくてな…」
アルミン「おもいきってトレーニングをオフにして少し回復させたほうがいいんじゃない?」
エレン「確かに、そうやって思う気持ちもあるんだけど」
エレン「自分より遥かに大きくて絞れている人がトレーニングしてるんだから」
エレン「負けてられないなって…」
ミカサ「ちょっと追い込まれすぎじゃ…」
アルミン「だよね」
アルミン「何か別のことでリフレッシュしたほうがいいよ」
エレン「そうだよな」
エレン「よし、今日は近所の銭湯にでも行くか!」
アルミン「いいね!じゃあ僕も準備してくるよ!!」
ミカサ「えっ、ちょっ…わたしは……?」
~銭湯~
アルミン「はぇ~、いいねここ!サウナもあるし!!」
エレン「だろ?」
エレン「ほぼ常連しか来ないし、ひっそりしててリラックスできるんだよな」
アルミン「確かに大きいところは設備もいいけど、周りがうるさかったり」
アルミン「近くに人のお湯がかかったりして逆にストレスになっちゃうことあるもんね」
エレン「あぁ…高校生・大学生グループなんか来てみろ」
エレン「巨人化して踏みつぶす一歩手前だぞ…」
アルミン「…」
エレン「まぁいいや。せっかく来たんだしさっそく風呂行こうぜ」
アルミン「ひゃっほ~~~う!!」
エレン「待て!!!!アルミン!!!!!!!」
エレン「まずはかけ湯でしょうがぁああああああああ!!!」
アルミン「あ…うん……ごめんよエレン」
エレン「分かってくれればいいんだよ」
エレン「みんなが使う場所だからこそマナーはしっかりな」
アルミン「ところでエレン、いつもはどんなルーティーンでサウナに入ってるの?」
エレン「あぁ、俺もそこまでガチ勢じゃないからな」
エレン「まずは普通に湯船に浸かってしっかり身体を温める」
エレン「んでその後にサウナだな」
アルミン「サウナ好きな人ってお風呂はそこそこにサウナへ行っちゃうイメージがあるんだけど」
エレン「それはどうだろうな。人によるんじゃないか?」
エレン「俺としては、サウナは風呂の延長だと思ってるから」
エレン「しっかりお湯も楽しみたいんだよ」
アルミン「なるほどね」
アルミン「楽しみ方は人それぞれだよね」
エレン「そうだよな…でもたまにサウナに入ってると」
エレン「俺のほうが先に入ってたのに俺より先に出るのか??ふっ…ザコめ」
エレン「みたいな目で見てくるオッサンがいるんだよな」
アルミン「あ~……いるよねそういう人」
エレン「サウナの楽しみ方は十人十色だし、長く入れる奴が偉いってわけじゃないのにな」
アルミン「だよね」
エレン「リラックスできればそれでいいんだよ」
エレン「そろそろ、サウナに行くか」
アルミン「まってました!」
エレン「俺は基本的にサウナ5分、水風呂1分、休憩3分くらい」
エレン「っていう流れで、最後だけサウナ8分でやってる」
アルミン「セット数は?」
エレン「まちまちだな。3セットの時と5セットの時が多いけど」
エレン「満足出来たら出る。そんな感じ」
アルミン「緩い感じでいいね」
エレン「まぁな、リフレッシュに来てるのにノルマみたいに感じるの嫌だからな」
アルミン「あはは、確かに」
アルミン「ところで最近サウナにはまってる人が多いけどどうしてなの?」
エレン「俺も詳しくはないんだが、おそらくこの漫画の影響じゃないか?」
エレン「去年、実写ドラマ化もされてるみたいだし」
エレン「この作品を見た人たちがしっかりしたルーティーンでサウナに臨んで」
エレン「しっかり"整った"がゆえの結果じゃないか?」
アルミン「整う…?」
「整う」とは
サウナ→水風呂を何回かくり返した後
椅子やベンチでゆっくりと休憩をすると血液が体中を
酸素が脳を駆け巡り、ディープリラックス状態。
この「とてつもなく気持ち良い、天国のような快感」に達すると
サウナーたちは「整った!」と叫ぶのである。
また「サウナトランス」とも呼ばれる。
エレン「まぁ、究極のリラックス状態ってやつかな」
アルミン「なるほどなぁ…」
エレン「ま、講釈はこれくらいにしていきますか!サウナ」
アルミン「うんっ!」
エレンたちのサ道はここから始まる----------☆