ボディメイク大作戦

ぱぴこのボディメイク道をとくとみよ!

第十四話「羨望」

おざっすおざっす

 

前回はエレンさんたちお休み頂いて

今回も、まぁ、その

お休み頂こうかなと思います。

 

別に画像用意するのが面倒になったとか

そういうことじゃないんですよ?

 

ただね、なんとなく今回は地の分で書いてみたかっただけなんです。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、時は遡って10/24。

 

減量による早朝覚醒によって5時前に目が覚めた僕は

温めすぎたMyProteinのBCAAアールグレイ風味を

ゆっくりとすすっていた。

 

部屋の隅には、パンパンに膨らんだカバンと

レーニングチューブを入れたボストンバッグ。

 

窓から差し込む、まだ昇り切ってもいない太陽の薄い光。

その先には航空券が置いてある。

 

 

 

…そう、僕はこれから

沖縄へと向かう。

 

 

何のため…?

 

 

「第6回 Okinawa Area Autumn Contest」

 

に出場するためだ。

 

 

この日のために来る日も来る日もトレーニングを続けてきた。

高タンパク、低脂質、中炭水化物を意識した食事を続けてきた。

ピザが食べたくたって、チョコレートが誘惑したって

僕は我慢をしてきた。

 

全ては10/25の

このコンテストの為だ。

 

 

すっかり冷めきったBCAAをグイっと飲み干し

もう一度航空券の確認をする。

 

さぁ行こうか

15年ぶり、人生で2度目の沖縄。

 

ずっしりと肩にのしかかるカバンの重さに

コンテストへの不安と期待を感じながら家を出る。

 

 

飛行機は伊丹空港から出る。

 

伊丹空港を使うのは初めてだ。

どうやら直通バスがあるのでそれに乗っていく。

 

しかもバス停までは徒歩の距離。

 

なんていいところに住んでいたんだろうか。

普段は感じない現住所の利点に思わず頬が緩むが

朝の6時前にニヤニヤ顔の男が歩いていたら、

それはもう確実に不審者なのでキリッと表情を整え

歩く。

 

ほどなくしてバス停に到着するが

 

BCAAを飲んだせいか

とてもトイレに行きたい。

 

しかしバス停の周辺にトイレはない。

余裕をもってバス停に到着しているので、時間にはまだまだ余裕がある。

 

どうすべきか…

 

記憶の限りだと5分ほど戻ったところにトイレがあった。

しかし、ここでトイレに行くと往復の10分と少しで

バスが来るギリギリにバス停に戻ってくることになる。

 

初めて乗るバスだ。

なるべくバタバタはしたくない。

 

かといって迷っている時間ももったいない。

 

どうする

 

どうする・・・?

 

 

ん~~~~~~

 

 

 

我慢!

 

そう、迷ったときは我慢に限る。

空港までの乗車時間は30分程度。

ならば「もつ」だろう。

 

ぱぴこ、お前なら耐えられる。

 

食べたいものもこの3か月我慢してきたじゃあないか。

筋肉が悲鳴を上げ、痛みとして訴えかけてきたとしても

逃げずに戦ってきたじゃあないか。

 

尿意くらいどうってことないだろう?

 

 

 

 

 

ー乗車ー

 

我慢と決めたら我慢。

 

なんてことはない。

 

バスに揺られること約30分

伊丹空港に着いた瞬間

 

ダッシュでトイレに向かう成人男性がいた。

 

バスから降りる順番をほかの乗客に譲るでもなく

我先にと下車し、全速力でトイレに向かう成人男性が

 

そこに、いた。

 

というか

 

僕だった。

 

つづく…?